宅建試験の難易度は?初受験者にはチャンスの年!

富動さん

どうも、富動さん(@fudosan_kossori)だよ!

不動産の資格といえば宅地建物取引士試験ズバリ「宅建士」だね!

この資格は国家資格の中でも人気の資格で

令和元年の受験申込者数は27万人、受験者数は22万人だったんだ。

4択問題のマークシート解答式で

最近の合格点は50点満点中35点~37点くらいです。

なんで、合格点がはっきりしないかというと

受験者数の上位15%くらいが合格できるという試験になっているからなんだ。

目次

合格率15%の試験は難しい?

一言でいうと、「戦略的にしっかり勉強すればちゃんと合格できる試験」

なぜ戦略が大事かというと、理由はいくつかある。

■試験範囲の広さ

一番大事な「宅建業法」が20問、「民法」から14問、「法令上の制限」から8問、「税、その他」から8問の計50問が出題される。

このうちの35点~37点を取るには宅建業法で18点程度、民法で8点程度、法令上の制限で5点程度、税、その他で5点程度というような配分で点を取るという作戦が一般的なんだ。

この「一般的」というのが厄介で、受験者みんなが同じような作戦で同じような勉強していたら、上位15%に入り込むことはできない。

過去問を分析して、よく出題される問題、受験者の半数以上が正解できる問題はしっかり点を取らないと確実に不利になる。

詳しく理解するまで勉強しなけれないけない問題と、ある程度の理解で済ます問題の選別が重要になる。

でないと、勉強時間がとんでもない時間になってしまいます。

個数問題や組み合わせ問題。

4択だから、4つの問いのうち1つくらいわからなくても答えが導けるかというとそうではない!

このうち、正しいものはいくつあるか?間違っているものはいくつあるか?正しい組み合わせはどれか?

という問題も複数出題される。

問われている問題の内容を完璧に理解していないと間違ってしまう作りになっている。

出題される問題のひっかけ問題の多さ。

しっかり理解していないと、うっかり間違ってしまう問題の文章になっている。

「~の時は都道府県知事に届けなければいけない」→届け出ではなく許可が必要 とか
公正証書等の書面が必要→公正証書ではない書面でもOK とか
各階のバルコニーに必要→2階以上に必要なので1階には不要 とか

私が実際にやってしまった間違った勉強法、効果があると実感した勉強法、宅建合格者から見聞きした勉強法をこっそり紹介しようと思う。

間違った勉強法

富動さん

私がやっちゃいました。

FP2級も独学で合格できたから、同じような勉強法で挑戦しよう!と思って

試験前2か月くらいから勉強開始
本屋で宅建士の本を一冊買って、過去問6年分を2回解いてみて、わからないところだけ復習していく。

…まさに圧倒的勉強不足!

合格点37点の試験で33点で落ちました。
完全に宅建士試験なめてました。

効果があると実感した勉強法

通信教育のユーキャンの勉強法がとても効率的で良かったです。

まずは、学習の順番
民法の基本→宅建業法の基本→法令上の制限の基本→法令上の制限の問題→宅建業法の問題→民法の問題

この順番がとても良くって、
多くの方がつまずくのが「民法」
なんか問題解けるようになってきたぞ!って気になりやすいのが「宅建業法」
この順序で学習することで、問題が解ける楽しさを実感しながら心折れずに学習を進めることができました。

項目ごとに小テストもあって、いい感じに力がついてるのが把握できるようになっているところも素晴らしいです。

ユーキャンオンラインプラスというサービスでは
スマホで隙間時間に問題を繰り返し解くことができ、繰り返し学習したほうが良い問題や
間違えた問題をピンポイントで復習させてくれるシステムになっていて
効率よく重要な問題を学習することができました。

模擬試験を受けてみる

もう一つの効果があると実感した勉強法は民間の模擬試験を受けること。

この模擬試験は資格学校などで独自に行われており
5000円前後の費用は掛かりますが
本番の試験の予行練習にもなり、
模擬試験の受験者での回答率や順位、合格率などの実力がわかることで
今後の学習方法の修正ができることが一番のメリットです。

■宅建合格者の勉強法

富動さん

私の知り合いで、資格学校に通い4か月で宅建に合格した方の話を聞いてきたよ

まず、7月から項目ごとに講義の動画で基礎知識を徹底的に学習し
講義の後に小テストをする。
小テストの結果を受講生同士でどんな問題を間違えたのかを共有する。

8月終わりごろにようやく過去問にとりかかる。
過去問は6年分
ここでもそれぞれ間違えた問題を受講生同士で共有する

過去問の学習が終わったら
学校独自の模擬試験を数日おきにこなす。
もちろん受講生同士で共有する。
模擬試験の結果の順位が公表されます。

資格学校での良い点はなんといっても
「同じ目標を持ったライバルが見えるところにいること」

同じ受講生同士で実力の順位がわかるので、
「もっと頑張らなくちゃ」と気付くこともできますし
同じ仲間がいることでモチベーションが高まります。

「間違った問題の共有」もとても効果的です。
受講生はグループごとに分かれており、1グループの人数は5~6人でやるらしいのですが
間違った問題ほど記憶に残るので、このグループ学習は素晴らしく効率的です。

模擬試験を繰り返し行えるのも魅力的です。
模擬試験を繰り返すことで本番で緊張しなくなりますし
いつも通りのようにやれば合格できると確信をもって試験に臨めることが一番のメリットです。

私の見解

ユーキャンの学習用の問題と、資格学校の模擬試験の問題には多くの共通点がありました。

例年よく出る問題、みんなが解ける問題がカリキュラムに盛り込まれていることです。
この問題のチョイスは独学ではなかなかできないことです。

やみくもに学習を進めて、スカスカの知識で、自分の実力もわからないまま本番に臨む人と
計画的に学習し、よく出る基本的な問題を完璧に理解し、戦略的にテストで得点を取る人
どちらが合格しやすいかは一目瞭然ですね!

加えて言えることは

「試験と実務は違う」

いけないことなのですが、実務では試験勉強とは違ってルールを守らずに業務が行われているケースが散見されます。

このようなダメな実務を経験しながら試験勉強するよりも、何も実務を知らない方が試験内容が頭に入りやすい部分はあります。

私も不動産屋の実務経験0で試験を受けて合格できたので、実務の実情を知ってショックを受けました。

■宅建士試験の受験者数が多いわけ

宅建受験者数は平成25年の18万6000人から年々増加していき
令和元年以降は20万人以上が毎年受験しています。

私なりの分析ですが
大都市圏での不動産取引が活況であったため、
宅建士の需要も高かったこと

宅建主任者から宅建士に変わり、箔が付いたこと

年齢制限や学歴関係なく受験できるため、受験のハードルが低いこと

などがあげられます。

まとめ

宅建士試験は誰でも受けれる試験ですが、努力した者だけが合格できる試験です。

独学でも合格可能ですが、モチベーションの維持と効率的な勉強が難しいことがデメリット

資格学校は費用と通学のコストがデメリット

通信教育の場合、与えられたカリキュラムでは学習量が足りないのでプラスで自学自習ができるかどうかがポイントです。

合格した時の感動は何物にも代えがたいです!

受験するからには一発で合格できるように悔いなく頑張ってください!

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この記事を書いた人

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株式会社令和不動産 代表取締役社長

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